「バレエの魅力と素晴らしさを伝えたい」
そう思い20年前に、新浦安でバレエ教室を始めました。
バレエの魅力と素晴らしさは一言では言い表せないほど沢山あります。
私がなぜこれほどバレエを好きになったのかあらためて考えてみました。
私がバレエを始めたきっかけは、遥か昔…小学生の頃、赤い靴というバレエドラマを見て「あの綺麗な衣装が着たい!」と母に頼みバレエ教室を探してもらったのがきっかけでした。
近所にはバレエ教室は無く、バスで20分ほど離れた商店街の中に「谷桃子バレエ団 団員 ロイヤルバレエスクール出身」と書かれたバレエ教室の看板を母が見つけてくれて、私は8歳からバレエを始めました。
決して設備など整ったバレエ教室ではなく(鏡は無く、床は絨毯でした💦)、先生は静かに怖かったけど(笑)、休まずレッスンに通った私を見て、母は「本当にバレエが好きなんだろう、そして続けていくのだろう」と早い時期から感じていたそうです。
6年生の夏、谷桃子バレエ団研究所の発表会を見に行きました。
その後、先生からこの先続けて行くのなら東京のバレエ団付属研究所へ行ってみては?との言葉に迷うことなく往復4時間かけて谷桃子バレエ団付属研究所へ週2回通うことになりました。
そんな中、6年生の秋頃、学校で仲間外れになり、、、今でいうイジメですね。
運動会の仮装でグループに入れてもらえず、1人でピエロに扮しプラカード係で行進した苦い思い出があります。(ピエロの衣装はバレエの衣装を使いました✌️)
一時、一人で寂しい思いもしましたが、今から思うとバレエ教室で、学校とは別の友人がいたこと、学校で嫌なことがあっても大好きなバレエがあったからこそ、くじけずに乗り越えられたのだと思います。
私にとってバレエは、自分を支えるものでもありました。
中学生になるとレッスン数は地元の教室と合わせて週5回に。
バレエ団付属研究所では毎年の発表会に加えバレエ団の舞台を見る機会も増えて益々、バレエの魅力にとりつかれていきました。
バレエの1番の魅力はやはり舞台です。美しい衣装にメイク、華やかな舞台装置やオーケストラ、照明に心が先に踊ります。
どんなに毎日辛いレッスンもこの舞台に立つ、この一瞬の為に頑張れました。
バレエ団に入り、怪我に泣いたり、努力だけでは乗り越えていけない経験も💦一度バレエから離れ会社員になった事も‼️
でも、夢は諦めきれずその後、イギリスへ留学し沢山の事を学びとても充実した日々を送ることができました。
そしてこれまでやってきたことが報われる瞬間も経験しました。
全て努力したことが結果に繋がる訳ではありませんが諦めず進んでけば報われることも沢山あります。
失敗したから諦めるでは無く、失敗から学べる事もあります。そしてそれらを乗り越える強い気持ちも、私はバレエを通して手に入れました。
私が生徒達に伝えたい事、「好きだからやり続ける」という強い気持ちです。
この長い人生の中で、心から好きな事がある!私にとってはバレエがそうでした。
だからこそ、皆さんに、このバレエの魅力と素晴らしさが伝えられたら嬉しいです。
そして何よりも、バレエを通して人から認められる経験を得ること!
頑張ったことが舞台で発揮でき、両親や先生、友達からも「良かったよ!」と諦めずにやっていて良かったと思う瞬間があること!
努力したことは自分に返ってくることが実感できるのです。
好きだからこそ、自分が努力をしていることすら苦に感じず、楽しい!と思えるもの・・・
いつまでもそのことに集中して取り組めるもの…
皆さんにも見つけて欲しい・・と、そんな想いでバレエを教えています。
そして、それがバレエだったら、とても嬉しく思います!!
バレエには終わりがないです。
レッスンでも毎回こうすれば良かった!次はこうしようと飽きないです。
あっ!これだ!と感じることができるともっと楽しくなります!!
舞台でもレッスンでも毎回同じはなくて、いつも違うのも楽しいです。
時には気持ちが乗らない時や、モチベーションが上がらないこともありましたが、辛い時もあるけど舞台で踊っている自分を想像すると頑張れました。
バレエを通して、
・努力する大切さ
・諦めない強さ
・好きなことを追いかける情熱を持つこと
を伝えていきたいと思っています!!